【DIY インテリア】内装を全てDIYでリノベーション。

DIY

コスト節約予算10万円。木造の古い和室をシンプルで居心地良い部屋に!DIYで楽しみながら。解説動画です。

リノベーション前の状態
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本日のテーマ インテリアのDIY

 木造築30年以上経った傷みだらけの和室をDIYでリノベーションしました。床、壁、天井、建具、家具等、インテリアを新しく作り、シンプルで居心地の良い書斎兼アトリエを作りました。実際にどのように工事したのか解説を交えながら、コストダウンの方法等も説明しています。リノベーション、DIY等考えている方のお役に立てれば嬉しいです。

DIYによるリノベーションの解説

エッセンシャルズ オブ インテリア DIY編

 大変だけど楽しい。

 はい、今回は、約2010年頃に自分でDIYしてリノベーションしたインテリアの内容を解説していきます。

 作業工程の写真や動画も撮っておけば良かったのですが、こうやって解説するつもりはなかったので、写真も動画もありません。ですので、一つ一つ説明します。

 これが元々の状態です。木造築30年以上経つ和室です。全体的にかなり傷んでいます。この時はシンプルで居心地のいい部屋にするため、この和室を予算10万円でDIYでリノベーションしました。

その時を思い出しながら解説していきます。

 この部屋は自然光があまり入らないので、昼間でも少し暗い部屋です。天井や柱等は木材で作られているのですが、手入れをしていないため、汚れや色むらがありました。

襖は特に傷んでいて、破れていたり、骨組みの木材の後が浮き出ていたりもします。畳もかなり傷んでいました。壁は左官による砂壁です。触るとボロボロと砂状のものが落ちてきます。

 この時は傷んでいるものは全て取り除き、和室っぽさを無くすように新しくリノベーションしました。光があまり入らないので、できる限り明るくなるように工夫しました。

工程や材料、作り方の説明

 内装仕上げ工事は、リノベーションや新築の時も、基本的には上から作業を行います。

今回の場合は床が畳だったので、まずは畳を取り除き、床材の下地になる合板を貼ることからスタートします。

 この時は予算10万円だったので、無垢材やフローリングの木材は使えません。そこでビニールシートを選びました。グレーに塗装された木目調のものです。スウェーデンからの輸入品です。大きなホームセンターですと、こういった海外のビニールシートも取り扱っている事が多いです。

 ちなみにCFと言われるクッションフロアとビニールシートは似てますが異なるもので、ビニールシートは表面が硬く傷がつきにくいものです。

 畳を取り除くと大抵の場合合板による下地が出てきます。畳の厚さ分を補うため、垂木という角材を30cmピッチでビスとボンドで固定していき、その角材の間に、発泡スチロールの断熱材を入れます。その上に合板を貼り合わせていきます。これで、床の下地が完成です。

 次は天井です。天井は木材で貼られていました。当初は天井はそのまま活かそうかと思ったのですが、どうしても和室っぽさを払拭できないことと、部屋を少しでも明るくするために、白のペンキで塗装しました。ペンキ塗装する時の注意点ですが、まず下地用の半透明なペンキを塗ります。その後白いペンキで塗装します。

 同時に壁を仕上げていきます。この時は漆喰を選びました。和室の砂壁を壁紙にする場合は、砂壁の上をパテで全て均一になるように塗ります。パテにも種類があって、粗いツブのものを最初に塗って、その後細かいツブのパテで滑らかに仕上げます。そこで初めて壁紙が貼れるようになります。

 その工程に時間がかかることと、漆喰の方が風合いが良いので漆喰を選びました。漆喰も下地用と仕上げ用と種類があります。漆喰を塗る際はコツが必要です。初めて漆喰を塗る場合は、うまくいかないと思います。コテとパテ台の使い方がうまくいかないと思うので練習しながら少しづつ塗るといいと思います。

 次に床材を貼ります。下地の合板に入り口の一番遠くからノリを塗っていきます。この場合、窓側から塗って、同時に、ビニールシートも貼っていきます。貼り終わると、入り口から出られるようになります。

 木材やビニールシート等、加工が必要な場合、自分で電動ノコギリや、大きなカッター等がない場合は、採寸してホームセンターでカットしてもらうと作業が簡単です。

 最後に襖や家具の製作をします。

襖は下地材も折れているものもあったので、全て作り直して、白の壁紙を貼っています。

入り口の引き戸だけ、灰色がかったネイビーの壁紙を貼っています。壁紙は天井を張ったり、部屋の壁全体や梁、柱に巻きつけるのは大変です。初めての人はうまくいかないと思いますが、扉一枚ずつ貼る場合は、簡単です。

 奥の扉だけ、透明なポリカーボネートを使って、開き戸を作りました。ポリカーボネートだけだと、耐久性がないので、アルミのフレームを作り、開き戸にしました。このように、透明な材料を使うことで部屋がより広く感じることができます。

 机は大きなものが良かったので、厚みのある集成材にウォルナットの塗装をしました。

完成

 植物はエバーフレッシュを置いています。エバーフレッシュは葉が小さいので、場所によっては、もっと葉の大きいものの方が手入れは簡単です。

 椅子は、元々持っていたマールテン・ヴァン・セーヴェレンがデザインしたゼロスリーチェアです。一脚6万円くらいです。セーヴェレンは、僕が影響を受けた建築家、都市計画家のレムコールハースが設計したボルドーの家の家具をデザインした事でも有名で、この椅子も彼のデザインの哲学が感じ取れて大好きな椅子です。座り心地も良くスタッキングできるので機能的です。特にディティールのデザインが完璧ですね。

 あとは自分で描いた絵を飾り、本を収納して完成です。本は写真だと少しだけしか写っていませんが、実際はこの倍以上あって、作り付けの収納に収まっています。

ラグや電球はイケアで購入したものです。レールは元々持っていたもので、Amazonで購入したものです。

 これでシンプルで居心地のいい部屋にリノベーションすることができました。

予算について

 このくらいのDIYは1人でもできますが、床、壁、天井と家具も作っているので、最初は難しく感じると思います。道具も色々と揃っていないとできないので、初めてDIYをする場合はもっと簡単なものから製作するといいと思います。ただ、この工事の作業を外に発注すると、大工、左官屋、塗装屋、壁紙と床材の内装工、建具屋、家具屋と別々に発注しなければならないので、20万以上かかると思います。

半額以下の予算になるので、DIYが苦じゃなければおすすめします。

以上、ざっくりとした解説ですが、終わりにしたいと思います。もっと作業の詳しいことが知りたければコメント等で返答しますので、気軽に質問してください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

またお会いしましょう。さよなら〜。

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